• 日本
  • 2017.09.21
  • 136226

硫黄島渡島事業を行いました。

 公益社団法人日本青年会議所関東地区協議会では青少年健全育成事業として2008年より硫黄島事業を行い続け、2017年で10回目の開催となります。2017年度では教育再生委員会が、この硫黄島事業を担い運動を展開してきました。
 私たちが行ってきた2017年度の硫黄島渡島事業は、硫黄島ガイダンス、硫黄島渡島、一般報告会を一連の流れとして捉え、未だ帰れない先人たちの想いを伝え続ける人材に繋げるために、青少年世代(29才以下)と共に教育再生委員会メンバーが地に足をつけ、知識を深め学び続けました。
 【Ⅰ】5月21日(土)硫黄島ガイダンス事業
 私たち教育再生委員会メンバーが自らの意思で硫黄島と向き合い、硫黄島の歴史と先人たちの想いについて知識を掘り下げ、理解を深めることができました。参加者の皆さまが、硫黄島について興味と感心を持つ一助になったと確信しています。また、私たちは硫黄島ガイダンス事業の参加者が、硫黄島渡島に向けてどのような思いを持つことができたのか、先人たちの想いをどのように伝えていくのか、の意識調査を行い、「もっと後世に伝えたい」「遺骨収集が完全に済んでいない、早く進めるべきだ」と意識改革に繋げることができました。私たちはガイダンス事業を通して、参加者の皆さまへ硫黄島について知識と歴史を学ぶ機会を提供できました。第一部ガイダンス事業動画約32分です。学習材料としても使用できると思います。ぜひご覧ください。

↓クリックしてご覧ください。

 

【2】8月21日(月)22日(火)硫黄島渡島事業
 私たちは、青少年世代、遺族関係者、一般参加者の皆さまと共に限られた人数で、暑い日差しの中で硫黄島に渡島を行うことができました。
21日(月)は、参加者一同で前日勉強会を行いました。実際に硫黄島に渡島するにあたり、どのような思いで22日をむかえるのか。実際に遺族の皆さまとも向き合い、お話しを聞くことで新しい気付きや、遺族関係者だからこそ日々の生活の中で硫黄島の歴史に触れる生活環境について聞くことができました。
そして、硫黄島渡島者一同は、22日(火)朝6時30分より入間基地自衛隊の皆さまの誘導のもと硫黄島に渡島することができました。
私たちが先ずもって体験したことは、硫黄島に眠る先人たちのご遺骨の収集活動が出来ずに滑走路となった場所に、私たちが自衛隊機より降りた。という事実です。参加者一同は、自衛隊機より降りた時に先人たちに向けて一礼を行い、心の中で挨拶しました。
その後、私たちは祖国のために戦いで亡くなった英霊の御霊に哀悼の意を示すために、関東地区協議会2017年度平野会長のもと、青少年世代、遺族関係者、一般の皆さまと共に硫黄島戦没者の碑で慰霊祭を行い、この先も平和を祈る島として、先人たちが祖国に帰れるその日まで後世、末裔に対して語り続けることを、硫黄島に眠る先人たちに向けて約束をしました。
参加者一同は、慰霊祭を終えたあとは、硫黄島で活動する自衛隊の皆さまと共に硫黄ヶ丘・兵団指令部壕・海軍医務科壕・大阪山砲台・すり鉢山・上陸海岸を順に回り、戦争の跡地から感じる戦争の悲惨さ、最高司令官 栗林忠道中将が使用した壕の跡から感じる当時の様子を体感、そして、何よりも今もなお美しく残る硫黄島で戦い抜いた先人たちの命の尊さを感じることができました。私たちは改めて平和という世の中がどれほど大切であるのかを気付くことができ、語り続け伝え続ける意識を持ちました。
私たちは短い時間のなかでも硫黄島の現状を知ることができました。この原体験が必ず人生の糧になることは間違いない事実であると思います。今回、内閣府、厚生労働省、防衛省、自衛隊の皆さまのご協力・ご支援があり無事に決行することができました。
硫黄島から戻ってきた一同は、最後の時間を意見交換会という場所で過ごしました。私たちの心は変化が起きました。前日勉強会を行った時と渡島後の意見交換会を行った時では物事の見方や硫黄島に対する思いが変わり、遺族関係者との交流も積極的な意見交換会となりました。遺族者としての思いを語り続けていただいた皆さまには、苦しい部分、悲しい部分があるにもかかわらず、参加者の皆さまに心にとめておいた思いを語っていただきました。硫黄島渡島事業動画約5分です。短い動画ではありますが、硫黄島の現状について触れることができるものになっています。ぜひご覧ください。


↓クリックしてご覧ください。

 

【3】硫黄島渡島事業 一般報告会
 教育再生委員会の私たちは、9月16日(土)に東京都東村山市にあるハンセン病資料館映像ホールにて、青少年世代の皆さまが中心となり一般報告会を行いました。
 青少年世代で参加した5名の子供たちより硫黄島に渡島してみて、素直な思いを言葉にのせて報告として発表していただきました。鹿児島からの参加者も居ましたが、子供たちより自分達が書いた直筆の言葉をいただいたので、私たちが責任をもって参加者に向けて伝えさせていただきました。
青少年世代の皆さまは、平和を祈る島である硫黄島についてこんな言葉を残しています。10代20代の青少年世代の方々は、「戦争は悲惨しか生みません」「平和を祈り続ける気持ちを持つこと」「戦争に対する印象がかわった」「戦争が起きない平和の国であってほしい」「戦争について深く考えてもらいたい」など大人でも簡単に言えることが出来ない思いを素直に伝えていただきました。
関東地区協議会が青少年健全育成事業として行ってきたことは、とても意味のある運動だと思います。このように青少年世代が自らの言葉で発信し、後世・末裔に向けて発信できたことは大変うれしく思っています。私たちが、この報告会で得た青少年世代の感情や思いを大切にして、先人たちの思いを引き継いでいくことが必要だと思います。
最後に、この事業を通して教育再生委員会が皆さまに伝えたいことを第三部として最後の動画の最終部にメッセージを記載しました。一般報告会事業動画約45分です。ぜひご覧ください。



↓クリックしてご覧ください。

 

公益社団法人日本青年会議所
関東地区協議会
2017年度教育再生委員会一同