事例紹介
全国で行われているVSOP運動の事例をご紹介します。
事例カテゴリー林業
-
宮城2017.05.26
「いのちを守る森の防潮堤づくり」
[ 林業 ] 一般社団法人 森の防潮堤協会(理事:株式会社アミノ) /宮城県岩沼市/ 森の長城プロジェクト千年に一度と言われた未曾有の津波から三陸沿岸の地域を守るため、震災ガレキを中心とした再生資材を活用した丘(マウント)を構築し、その土壌に波風から何千年も耐え抜いてきた三陸の潜在自然植生林から種を拾い、育てた苗木を植樹する活動です。津波の力を減衰させる津波除け「千年希望の丘」としての役割だけでなく、後世の人々へ前回の東日本大震災と津波被害の大きさや地元住民の想いをつなぐためのメモリアルパークとしての役割も担っています。 また、防風林であった「クロマツ」の代わりに、防災林になり得る「タブノキ」などの照葉樹林を植えることで沿岸の「森の防潮堤」を実現します。コンクリートの防潮堤も併用しますが、基本方針に「自然の驚異」には「自然の力」で対抗することを前提として、劣化するものをできるだけ使用せず自然に成長していく樹木で地域を守ります。 全国のボランティアや地域住民の協力を得て、本来その地にあるべき植生林のどんぐり拾いから始まり、各家庭で1~2年間苗木を育て、育苗した上で植樹します。 また、毎年天皇陛下から賜った皇居内の苗木を、この「千年希望の丘」に植樹させて頂いており、2015年には天皇皇后両陛下に視察訪問を頂いております。 宮城県岩沼市を中心に官民一体となって取り組んでいるこの運動は、広く三陸沿岸の各自治体に対して持続可能な防潮堤づくりの見本となっています。防潮堤植樹活動の輪を広めるべく私の地元である宮城県石巻市と協議し、検討を始めています。植樹した木々が森となって宮城県岩沼市沿岸を中心に三陸沿岸に広がっていく活動を推進し、長期的プロジェクトとして取り組んでいます。活動を通して今年、地域社会貢献・環境配慮部門 農林水産大臣賞受賞させて頂きました。まだまだ、経歴も浅い運動にはなりますが、沿岸部はもちろん山岳における森林の植樹活動プロジェクトも合わせてご報告出来るよう推進していきます。
-
広島2016.05.30
山林内に親子を招待し、山村地域の活性化の重要性を伝える[細田林業株式会社]
[ 林業 ] 細田林業株式会社自社所有の約750haの山林を植林以降60年以上に渡り、継続的に整備し、山林の健全性を維持することにより、水源涵養機能、土砂災害防止機能、生物多様性保全機能、及び地球環境保全機能等多面的な機能の維持向上に努めています。また、登山者が快適に登山を行えるように登山道を整備し、毎年開催されている登山者の安全を祈願する祭祀を支援するとともに、祭祀に伴い地元民を中心に本年度で14回目の開催となるお祭りにおいて、地元神楽団の支援を行い、地域活性化に貢献しています。そして、山林内に親子を招待し、オリエンテーションを行いながら、山の成り立ちや継続的な山林整備の必要性、地産地消による山村地域の活性化の重要性を伝えることにより、いわゆる将来の賢い消費者をつくっていく活動を行っています。
-
栃木2016.04.22
木の楽器づくり(木の特性を知る工作 もくもくまつりブース出展)[栃木県木材業協同組合連合会 宇都宮支部]
[ 林業 ] 栃木県木材業協同組合連合会 宇都宮支部とちぎ木材フェスティバル「もくもくまつり」において、参加者が木を使って自作する楽器づくりのコーナーを出展しています。音階を調整した木材のピースと木で作成したマレットを提供し、そのピースの中から参加者が自分で音を聞きながら木材を選んで、1オクターブ分の木琴を作成する工作のコーナーを実施しています。
-
栃木2016.04.04
地元のどんと焼きへの場所提供[㈱森興業]
[ 林業 ] ㈱森興業地元でおこなう どんと焼き(達磨・お守り等を燃やし)をおこなっている。場所提供、許可の申請等をおこなっています。